暑さに負けない体づくりのポイント

梅雨に入り、気圧の変化や多湿の影響で体の不調を感じている方もいるのではないでしょうか。夏本番前の気候が不安定な時期に増えるのが熱中症です。

暑さに負けない体づくりのポイント

梅雨時期に熱中症が起こりやすい理由

人の体は運動や活動により体内で熱が作られて体温が上昇しますが、汗をかいたり体の表面から空気中に熱を逃がしたりして体温調節を行っています。湿度が高い環境では汗が蒸発しづらく、体内の熱を外に逃がすこともままなりません。体内に熱がこもってしまうと、気温が高くなくても熱中症になりやすくなります。梅雨は雨が降って涼しい日も多いですが、その分晴れた日は高温多湿になりやすい傾向にあります。暑さに慣れていない体は特に熱中症の危険性が高まるので、注意が必要です。

梅雨の熱中症対策で意識したいポイント

温度だけでなく湿度にも対応できるよう服装を工夫しましょう。麻や綿など通気性のよいもの、吸水性・速乾性に優れた素材を選ぶことで体内の熱がこもりにくくなります。室内の環境も大切です。窓を開けたりエアコンを利用したりして、温度・湿度の調節を行いましょう。また、こまめな水分補給も重要です。汗には体内のミネラル分も含まれます。体液に近い経口補水液なども活用しましょう。

暑熱順化で夏本番に備えよう

梅雨明けの暑さに備えて、体づくりをすることも熱中症対策になります。体が暑さに慣れていれば、汗をかきやすくなるため熱中症になりにくくなります。体が暑さに慣れる、適応することを暑熱順化といいます。個人差はありますが数日から2週間程度かかるため、暑くなる前の梅雨の時期から始められるといいですね。

夏に備えて体づくりをしよう

雨の日でもできる体づくりの方法をご紹介します。家の中でできる方法には、筋トレやストレッチ、入浴があります。軽く汗をかくようなストレッチを1回30分、週5回~毎日行いましょう。入浴時にはシャワーだけで済まさず、湯船に入る習慣をつけることで、体が暑さに慣れてきます。40~41℃のお湯に10~15分を2日に1回程度取り入れてみましょう。こまめな水分(塩分)補給を忘れずに。

疲労対策にはビタミンB₁を取り入れよう

疲れを感じたときは、ビタミンB₁が不足している可能性もあります。ビタミンB₁は糖質代謝に関わる栄養素で、不足するとエネルギー産生が効率よくできず疲れやすさにつながります。 豚肉、大豆製品、玄米を食事に取り入れてみましょう。水に溶けやすい性質のため、ゆでたり煮たりする場合は、汁ごと食べると効率よく摂取できます。
無理のない熱中症対策で梅雨を乗り切り、夏の暑さに備えていきましょう。

<参考文献>
環境省熱中症環境保健マニュアル総論(2025年7月版)(https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual_ov.php)
公益社団法人東京都医師会(https://www.tokyo.med.or.jp/citizen/heatstroke)
一般財団法人日本気象協会(https://www.netsuzero.jp/learning/le15)

制作・監修
クオール管理栄養士

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