自分でできるドライマウス対策
ドライマウスとは?
お口の中が乾燥してしまう状態を「ドライマウス」といいます。口腔乾燥症とも呼ばれ、近年増え続けている現代病の一つといわれています。一方で、ドライマウスは日常生活における工夫で改善することも可能ですが、それはどのような習慣でしょうか?
ドライマウス対策
ドライマウスを改善する方法は、"よく噛む"ことです。「ドライマウス」そのものが病気ではないのですが、お口の中が乾燥してしまう症状を放置しておくと、健康にとって様々な悪影響があるとされ「万病のもと」ともいわれています。
お口のセルフチェック
あなたのお口の状態は、いかがですか?さっそくチェックしてみましょう。(あてはまる数が増えるとGood!です。)
- 歯並びや口の外観が整っている
- 歯を磨いても出血しない
- 歯磨き指導を定期的に受けている
- いつも口の中がさわやかだと思う
- 歯肉・舌の色がよい(ピンク色)
- 歯と歯の間に物が挟まらない
- 嫌なニオイがしない
唾液の量を増やそう!
お口の中の状態が気になる方、まずは唾液の量を増やすことに取り組んでいきましょう。唾液を増やす生活習慣としては…
- よく噛む
- こまめに水分をとる
- ストレスをためない
などがあります。噛む動作や水分は唾液を作るために必要です。また、自律神経のバランスが崩れると、唾液の分泌にも影響してしまうため、規則正しい生活をすることも大切です。
次に、食品にも唾液の量を増やすといわれているものがあるので、意識して取るようにしましょう。レモン、梅干、酢の物など、酸味のあるものが代表的です。また、食物繊維を多く含むきのこや海藻、野菜は、食べる際に多くの咀嚼回数を必要とするのでオススメです。
近年では、特にマスク生活で人との会話が減ってしまったこと、マスクの中の口呼吸で唾液が出てもすぐに乾いてしまうことによるドライマウスが増えているともいわれています。唾液には、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたり、口の中の粘膜についた菌を洗い流したりと、病気や口臭の予防にも期待できます。お口の状態は全身の健康に関わることから、口腔ケアにおいても、唾液が大変重要であることがわかります。
あなたも唾液を増やす習慣、取り入れてみませんか。