果物は太りやすい?
栄養豊富でも食べ過ぎに注意
秋に食べたい旬の果物は、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。水分も多いため、お菓子よりカロリーの低いものが多く間食に食べている方も多いのではないでしょうか。ついつい食べ過ぎてしまうと、果糖の摂り過ぎで血糖値や中性脂肪を上げてしまったり、カロリーオーバーだと肥満に繋がってしまったりするため、目安量を守って楽しむようにしましょう。
果物の適量と注意点
果物の目安量は1日に200g程度とされています。この量は、りんごや梨で1個程度、大きめの柿で1個、小さめのぶどう1房、巨峰のように大きいぶどうでは1/2房が目安となります。また、血糖値が高めの方は80kcalが目安で、これは中くらいのりんご1/2個、大きめの梨1/2個、中くらいの柿1個、巨峰10~15粒程度です。缶詰の果物は、ビタミンCなどの水溶性の成分がシロップに溶け出てしまっており、果肉だけだと栄養価が減ってしまいますし、フルーツジュースは糖質が多く液体であることから、噛むより吸収が早く急激に血糖値を上げてしまうというデメリットがあるため、生の果物で摂りたいものですね。
果物を食べるタイミングは?
果物を食べるタイミングは、朝食や昼食がおすすめです。ブドウ糖は短時間で脳のエネルギーになるため、活動のスタートを切るのに良いからです。そのまま、または切るだけで食べることができるため、時間がなくて欠食しがちな方にも食べやすいのではないでしょうか。
ビタミンは健康な肌作りに、食物繊維は整腸作用など美容に嬉しいですし、皮ごと食べられるものは栄養を損なわず摂りやすい点も魅力です。適量を守って秋の味覚を楽しみましょう。
制作・監修
クオール管理栄養士