親しみやすい山菜

8月の祝日は11日に山の日がありましたね。山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する日として2014年に制定されました。

今回は山で採れる代表的な山菜である、よもぎとたけのこについて、特徴と美味しい食べ方をご紹介します。実りの秋という言葉があるように、秋へ向けて山菜取りの計画をしてみるのはいかがでしょうか。

■よもぎ

草餅を巻いている葉っぱをイメージする方が多いのではないでしょうか。栄養は多種多様でβカロテン、クロロフィル、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれています。

抗酸化作用のβカロテンは、皮膚や粘膜の健康維持に働き美容や健康にも役立ちます。そのままだとなかなか食べづらいですが、天ぷらやミキサーでポタージュにするとおいしくいただけますよ。

 

■たけのこ

たけのこに含まれる不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のかさを増したり、腸を刺激したりすることで、便秘にお悩みの方におススメしたい栄養素です。

えぐみの元となるシュウ酸が含まれているので、たけのこのあく抜きには、米ぬかでゆでるのが良いとされています。たけのこと米ぬかは相性が良く、風味や甘さがプラスされ、より美味しく感じる効果もありますよ。

山菜は栄養豊富ですが、植物の中には食べられる山菜によく似た毒草も混ざっているため注意が必要です。例えば、よもぎはあらゆる場所で採ることができますが、毒草のトリカブトと似た葉の形をしているため、山菜採りは必ず専門家同行の元で行いましょう。

秋になるにつれて、スーパーや八百屋では様々な山菜が目立ってきます。季節を感じながら、美味しく調理して召し上がってくださいね。

  

制作・監修

クオール管理栄養士