7-3 うなぎに含まれる栄養で元気をつけよう
あなたはうなぎを食べる習慣はありますか?お祝い事やスタミナを付けたい時、色々あると思いますが、土用の丑の日に食べる、なんて言う方もいるかもしれません。2023年夏の土用の丑の日は7月30日(日)ですので、スーパーやコンビニ、飲食店でも「うなぎ」の文字が目立ってきました。
■うなぎの栄養価
「うなぎを食べるとスタミナがつく」というフレーズ、一度は聞いたことがあるかもしれません。ご存知の方も多いですが、うなぎは栄養豊富で、他の魚類と比べ良質なたんぱく質やビタミンが非常に多く、栄養の宝庫です。たんぱく質は、体内で作ることができない必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、たんぱく質補給にも優れた食材です。また、含まれる代表的なビタミンと言えば、ビタミンAとビタミンB1があります。ビタミンAは、鼻やのどの粘膜などで接する細菌から体を守る働きがあり、ビタミンB1は糖質からエネルギーを作るのを助け、疲労回復にも役立ちます。夏の時期は、屋内と屋外の気温差も激しく、食欲が低下して栄養バランスが崩れる、所謂夏バテになってしまう方も多いと思います。夏バテ対策に食べる方が多いというのも、からだに必要な栄養素がギュッと詰まっているうなぎなら納得できますね。
また、冷たい物ばかりを食べて胃腸機能が低下している方は、ぜひ山椒も加えて食べてみましょう。山椒は漢方薬としても用いられ、胃腸を温め消化を助ける効果があると言われていますので、より効果的ですよ。
うなぎの料理は、うな重、うな丼、ひつまぶし、鰻まぶし丼など数多くあるので、気分に合わせて楽しめます。ちなみに、うなぎの割き方も関東と関西で違い、「ふわとろ」や「パリふわ」と食感や味にも違いがあるそうですよ。
暑い夏の時期もうなぎのチカラで、はつらつとした毎日を過ごしていきましょう。
制作・監修
クオール管理栄養士