季節の変化に負けない体づくり

徐々に涼しくなり過ごしやすくなってきましたが、体が怠い、疲れがとれない、食欲がわかず体調がすぐれない…なんてことありませんか?

もしかしたら、それは秋バテの始まりかもしれません。秋は一日の寒暖差が大きく気候の変化に対応しきれないことや、夏の疲れを引きずっていることで起こり、暑さだけが原因ではないため夏バテよりも回復に時間がかかってしまうことも考えられます。夏の間、冷たい飲み物やアイスをよく食べていたという方は、食習慣も秋にシフトチェンジして、温かい飲み物や食べ物を摂るようにしてみるのも良いですよ。

秋に旬を迎える食材には、水分の含有量が低いものが多いため、胃腸にやさしい食べ物でもあります。

例えば、かぼちゃはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化ビタミンが豊富です。体内でビタミンAとして働くβカロテンは胃の粘膜を正常に、ビタミンCは風邪や感染症に対する免疫強化、ビタミンEは血流を良くし体を温めてくれます。これらのビタミンは一緒に摂ることでより活性が高まり相乗効果が期待できるとも言われています。かぼちゃの煮物やパンプキンスープなどは、体を温めてくれますし、一石二鳥ですね。

また、きのこと合わせると食物繊維が補えるため、腸内環境を整えてくれますし、鶏肉を加えればタンパク質も摂ることが出来るため、免疫や身体作りを気にしている方は意識して取り入れましょう。

疲労が蓄積し、無理をしてしまうと免疫力が落ちてしまいます。秋バテに悩んでいる方は食事から対策をして、様々な秋を楽しみましょう。

 

制作・監修

クオール管理栄養士