健康ハートの日は減塩で思いやり

8月10日が心臓を思いやる「健康ハートの日」とされていることはご存じですか?810(ハート)と読めることから暑い夏の一日、自らの心身の健康について考える目的で提唱され、7月29日~810日を健康ハートウィークとしています。心臓病のリスクとなる高血圧にちなみ、普段食べている食事の見直しや、調味料の使い方を改める機会にしてみませんか?

 

■調理方法の工夫で無理なく減塩

味を薄くするだけでは美味しく食事はとれませんが、酸味や出汁のうまみを効かせたり、肉や魚に香ばしい焼き目をつけることで嗅覚が刺激されたり、味付けを控えめにしても十分に美味しく仕上がります。また、塩分の感じ方は料理の温度も影響します。

高温だと塩味は弱く、冷えると強く感じるようになるのです。味噌汁に味付けをする際は、お玉の上で冷まして味を見ながら味噌を調整するのがおススメです。お皿に盛るときは具材を多くすることで汁を少なくでき、食材に芋類や野菜、海藻などを選べば、塩分を排出するカリウムもとれるので一石二鳥ですよ。

 

■調味料の工夫

減塩醬油、減塩味噌といった調味料を使うことや、カレー粉、ハーブ、こしょうなどで味付けをするとシンプルな料理に変化がもたらされ、減塩にも繋がります。サラダにかけるドレッシングは、ノンオイルタイプは油不使用のため、塩分が高めです。レモン果汁やお酢を加えるとドレッシング量を減らすことができるので試してみてください。

自分に合った方法を見つけて、減塩を楽しく、美味しく続けていきましょう。

  

制作・監修

クオール管理栄養士