万能なバナナの活用方法

2024年33日は‘東京マラソン’があります。コース周辺には、皇居や浅草寺、東京タワーなどの観光スポットがたくさんあるため、応援も兼ねて東京の名所を巡るのも楽しみ方の一つです。

マラソンをしている最中には、水分補給だけでなくエネルギーの補給として摂る食品も増えてきました。中でも、最近よく目にするようになったのは「バナナ」です。なぜバナナが良いのでしょうか?身体を動かすためには、糖質のようなエネルギー源が必要ですが、糖質の種類によって吸収されるスピードが異なるため、エネルギーになるまでに時間差が発生します。バナナに含まれている糖質は、吸収の早いブドウ糖や果糖、ゆっくり吸収されるデンプンが含まれているため、この時間差を活用して、マラソン中にスタミナを持続することができる点が、ご飯やパンより優れていると考えられています。

他にも、消化しやすく胃に負担をかけにくいことや、発汗によって失われやすいカリウムは、不足することで疲労感や足のつりに繋がる恐れもあるため、豊富に含むバナナを補うことは、運動パフォーマンスを考える上でも重要です。疲労回復を助けるために、クエン酸を含む100%オレンジジュースを合わせて飲むのも良いですね。

長距離を走るときは、酸素を運ぶ役割をするヘモグロビンが多く消費されるため、貧血予防のため鉄分の摂取も大切です。鉄分と聞くとレバーのイメージがあるかと思いますが、お肉の赤身、カツオやマグロなどの赤身の魚、納豆、小松菜、ひじきなど様々な食品に含まれています。特に、肉や魚といった動物性食品に含まれている鉄分は体内で効率よく吸収できるため、意識して食べるようにしましょう。

 

春は何かを始めたくなる季節マラソン初心者の方も生活の中で歩く習慣を作ってみるのはいかがでしょうか。

 

制作・監修

クオール管理栄養士