鍋料理を利用して野菜をしっかり食べよう

今年の秋は、ねぎやトマトと野菜の高騰が続きましたね。これは、夏の猛暑で野菜が育たず収穫量が少なかったことが原因のようです。冬は、鍋が美味しくなる季節です。野菜を買うのを控えていた方や日ごろから野菜を食べていない方も、この機会にたくさんの野菜を鍋でいただきましょう。

 

鍋の定番野菜といえば、白菜や長ねぎがありますね。白菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、低カロリーかつ低糖質でダイエットにも嬉しい野菜です。
長ねぎの白い部分に多く含まれる辛み成分は、血液をサラサラにしてくれたり体を温める働きがあったり、またビタミンB1の吸収を高め疲労回復を助ける効果も期待できます。
ビタミンB1は、特に豚肉に豊富に含まれているので、豚肉と長ねぎが一緒に摂れる鍋料理は相性も抜群です。脂身が気になる方は、お肉の部位をバラ肉からモモ肉に変更する食べやすくなりますよ。

 

野菜には水溶性のビタミンが多く、茹でると栄養素が溶け出てしまいますが、鍋料理はスープごといただけるので、溶け出た栄養素も効率よく摂取することができます。野菜は茹でることによりかさが減るので、一度でたくさんの栄養素が摂れるのも魅力です。
肉や魚、豆腐を入れることでタンパク質も摂れ、こんにゃくやきのこを組み合わせることでビタミンやミネラル、食物繊維も摂ることができます。この冬は、鍋料理で野菜をたくさん食べて、体を温めながら健康的に乗り切りましょう。
 

 

制作・監修

クオール管理栄養士