花粉と食事について

1月も下旬になり、寒さも本番を迎えています。そんな中、「鼻がムズムズする」「目がかゆい」など、冬真っ只中にもかかわらず、花粉症の症状を訴える方が増えてきています。花粉といえば、3~4月の暖かくなった頃に流行するイメージはありませんか?しかし、今年は早くもスギ花粉の飛散が確認されています。原因は、暖冬でスギの雄花の成長が早まったことが考えられるそうです。本格的な飛散が始まる前に、今年はより早めの対策をしましょう。

花粉症のようなアレルギーは、腸内環境の乱れが関係していると言われています。食事で出来る事としては、ヨーグルトやぬか漬けなどの発酵食品や、海藻や果物、大麦などに含まれる水溶性食物繊維がポイントになります。腸内には、身体にある免疫細胞の70%が存在すると言われ、腸内環境を整えることは免疫力を高めることに繋がり、アレルギー症状を緩和することが期待できます。一日をスタートさせる朝食にヨーグルトや海藻サラダ、わかめの味噌汁などのメニューはピッタリですね。

他には、イワシやサバなどの青魚もおススメです。青魚に含まれる良質な脂であるDHAEPAは、アレルギーのバランスを整えたり、抗酸化作用が期待できます。青魚が苦手な方は、アマニ油を使うことで同じ栄養素を簡単に摂ることが出来ます。魚の缶詰は骨まで食べられるので、カルシウムもより多く摂ることができ、お子様から年配の方まで幅広い方におススメです。 

腸内環境を整え免疫力を高めることは、健康でいるためには大切なことです。今年は食べ物を意識することで内側からの対策も行い、花粉の時期を快適に乗り切りましょう。

 

制作・監修

クオール管理栄養士