食欲の秋をかみしめよう!

様々な食べ物が旬を迎え、秋を感じている方も多いと思います。そんな秋はなぜ食欲が増加するかご存知ですか?

①夏バテで弱っていた体が回復し、消化器官も正常の働きを取り戻すので食欲が戻ってくる

②日照時間が減ることで、精神安定と満腹感に関わるセロトニンが不足→食欲が増す

③冬に向けて体温を保つため基礎代謝量が上がり、体内に補給するエネルギー量も増加する

などといったことが考えられているようです。食欲の増加のままに好きなだけ食べてしまうと体重も増えてしまいますが、そんな事にならないよう、上手にコントロールして旬な秋を味わいたいものですね。

 

■噛む回数を増やす

誰でも簡単に出来る事は、よく噛んで食べることです。当たり前のことですが、これには理由があります。噛むことで満腹中枢が刺激され食べ過ぎ防止に繋がるということです。食べるのが早いという方は、歯応えのあるものを食べたり、具材を大きめに切ったり、色々な工夫ができます。また、秋の味覚であるきのこ類は、噛む回数も増え食物繊維も豊富なため、血糖コントロールもできて一石二鳥ですね。ながら食べは無意識になりがちなので噛む回数が減少してしまいます。食材の香りや食感、味を噛みしめながら食事を楽しみましょう。

 

口寂しくなったときはアーモンドがおススメです。脂肪が多いからと控えてしまう方もいるかもしれませんが、アーモンドに含まれる脂質は良質なもので健康にも良いとされています。食べる量は20粒程度か、1日分の個包装になっているものを選ぶと良いですね。

 旬な食べ物は価格も安く、新鮮で美味しく、更に栄養満点と魅力がたくさんあるので、食べる量に気を付けるだけでなく、食べ方も意識して食欲をコントロールしていきましょう。

 

制作・監修

クオール管理栄養士