目の健康について考えてみよう

10月10日は目の愛護デーと定められていますが、ご存知でしたか?これは1010を横にして見ると、目と眉の形になることからだそうです。毎年この時期になると、厚生労働省主催の目の健康に関する活動も実施されています。目の愛護デーをきっかけに目を大切にすることについて考えてみましよう。

 

■摂りたい栄養素

一日の中で、パソコンやスマートフォン、ゲームなどに触れる機会が多い方は、眼精疲労の予防に効果があるとされる、ブルーベリー、ぶどう、なすがおススメです。

ポイントは、これらの食材に含まれるアントシアニンです。これは、目が光を感じるのに必要な網膜に存在するロドプシンの再合成を助ける働きがあるため、視力が回復し目の疲れが和らぐとされています。また、ビタミンCやビタミンEに似た抗酸化作用があるので、網膜を紫外線や活性酸素によるダメージから守ってくれます。ブルーベリーが目に良いと言われる理由はこのためですね。ビタミンAもまた目を健康に保つ栄養素です。欠乏すると薄暗いところで物が見えにくくなる夜盲症を引き起こす可能性があります。

厚生労働省が毎年行う、国民の身体状況や食事・生活習慣を調べる国民健康栄養調査(令和元年)では、ビタミンAを含む人参やカボチャ、ほうれん草などの緑黄色野菜の摂取量は約280.gで、目標値の350gを下回っています。どれも今が旬な野菜で価格も安価になりやすいことから、毎日の食事にぜひ取り入れたいですね。

スマートフォンやパソコンの使用が当たり前となった現代では、目にかかる負担が大きくなりがちです。目を休ませるよう心掛け、これらの食べ物を意識して行きましょう。

 

制作・監修

クオール管理栄養士