恵方巻を食べて栄養と福を呼び込もう

つい最近、新年を迎えたと思ったら、はやくも2月に入りました。今月は、節分やバレンタインなど食の行事が続きますが、節分に食べるものといえば恵方巻ですね!その年の良いとされる方角(恵方)を向いて食べることで福を巻き込み、願いを叶えるという意味があり、縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、丸ごと食べるようになりました。2024年の恵方は「東北東」です。方角が分からないという方は、スマートフォン用アプリを活用して「75°東」を指した方角を向きながら、黙々と食べましょう。

一般的な恵方巻の具材は七福神になぞらえて、かんぴょう、しいたけ、卵焼き、うなぎ・あなご、エビ、きゅうり、桜でんぶの7種類です。恵方巻の大部分を占める酢飯は、酢、砂糖、塩で味付けしています。手作りする場合は塩を減らし、その分、酢を効かせることで塩分を抑えることができます。また、かんぴょう、しいたけ、うなぎ・あなごには、下味に砂糖、みりんを使用するため、どうしても糖質が多くなってしまいます。カロリーが気になる方は、薄味にして素材の味を楽しむのも良いですよ。 

恵方巻では、酢飯から炭水化物、卵焼きやうなぎ・あなごからタンパク質が摂れますが、野菜が十分ではありません。一緒に摂るメニューに、サラダや具沢山の味噌汁などを組み合わせたり、野菜ジュースで簡単に摂ったりして、ビタミンやミネラルも補っていきましょう。

 

一年間の無病息災を願う意味が込められていた1月7日の七草粥に続き、福を呼び願いを叶えると言われる恵方巻、ぜひ旬な行事を楽しんで2月も健康生活を目指しましょう。

 

制作・監修

クオール管理栄養士